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「極寒に興ず・2003」

2月23日「極寒に興ず」と題して、坪井寶水氏の津軽三味線を聴くお食事会を開催させ
ていただきました!お集まりいただいたお客様と、関わっていただいたすべてのスタッフ
の方々にお礼申し上げます。
2月の…、一年で一番寒い時季に催すこの演奏&お食事会は、今回で2度目。早くから
お席のほうは完売となり、あらためて、氏のファンと、津軽三味線の人気の高さに驚かさ
れた次第です。じつはこの季節、演奏の坪井氏の話によれば、やはり三味線の音の響
きは湿度、気温、の関係からも年間を通じて一番よいそうで、「寒くて出かけたくないなぁ
〜…」なんて言ってる方には、この興趣、極められません。
私自身は、高橋竹山がはじめて渋谷じぁんじぁんでライブを行った1973年以来の津軽
三味線ファンで、そのレコード(古い響き!)の中でも、高橋竹山が「三味線は寒いとき
弾くものだ…云々」の言葉が、遠い記憶の中に残っていたのかもしれません。


 
ちなみに、今も、この原稿を書いている最中、津軽三味線を聴いてみたくなり、思わず古
いレコードを引っ張り出して、ターンテーブルにのせ、久々にレコード針の音で、その音
色を確かめてみる…、
懐かしいな〜…♪、1973年プロデュースと書いてあるから、もう30年前になるのか
…。
考えれば、1973年といえば、昭和元禄と呼ばれ、高度経済成長も爛熟に次ぐ爛熟期、
80年代後半のバブルまでまっしぐらに日本が進んでいるところ…、そんな時期に、また
なんで、津軽三味線が脚光を浴びることになったのだろう?
…と、不思議な気持ちも抱きつつ、最後まで聞いてしまいました。
 
 

余談はさておき、この日、寶水氏の津軽三味線独演は、極寒の天見の地に美しく響きわ
たり、集まった多くのお客様に賞賛の言葉をいただきました。氏が、三味線を弾く時の、
しゃんと背筋を伸ばした姿勢にも、氏が歩んでこられた芸道の品格がにじみ出る演奏で
した。また来年も、氏の音色が聴けますように…と、念じつつ、末筆になりましたが、重
ねて、今回お集まりいただいた多くのお客様に感謝。
                                                   
                 m(_ _)m 店主

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